アンケートで、「あなたにとって、森はどこ/どのようなところですか?」
という質問を入れてみました。
以下、その数例です。

「五感を開放できるところ」
「いろんなこえがするところ」
「おかもと公園」
「自分自身」
「酸素がいっぱいある」
「暗い場所、怖いところ」
「心が落ち着くところ」
「命の源」
「母のとなり」
「都会生まれ、都会育ちなのに帰ってきた気分になる」
「しずかなきもち」
「深呼吸できるところ」
「新発見の場所」
「豊かさの象徴」
「故郷」
「A PLACE TO SLEEP」
「香る場所」
「虫がいっぱいいるところ」
「守りたい場所」
「帰る場所」
「遠くて近い」
「小さな頃の自分に会える場所」


うーん、それぞれで面白い!

守られる場所であり、守る場所であるという気持ちを、
それぞれの人が持っているような印象を受けました。


8月10日。
しみじみしながら、会場の撤収作業を行っていた日。
会期中に見に来て下さった「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」のスタッフの方から、連絡が入りました。

「あの、展示に使用されていた落ち葉を、処分されるならくださいませんか?」

なんでも、目の不自由な方5人とそのスタッフがいらしたとき、
見えない方たちが、木の葉の香りや踏んだ感触などを非常に楽しんで、
ぜひこの落ち葉を、ダイアログでも使わせてほしい!とのことだったのです。

落ち葉は、展示作家の木村崇人さんは、「また山に撒いて返しておくよ」とおっしゃっていたのですが
活用してくれるならうれしい!とおっしゃっていただき、
晴れて11日に、ダイアログのスタッフの方に計15袋の落ち葉たちが貰われていったのです。

また、展示会場の床に敷いてあった、
白いパンチカーペット。
木村さんのアトリエの床(現在、土間)に敷いて下さることになりました!

というわけで、本当に、廃棄するものがほとんど出ない展覧会になりました。
毎回展覧会をやると、どうしても廃棄物が多くて嫌になるのですが
とくにこういうテーマの展覧会で、
廃棄物なく終われたというのは、本当にうれしいことです。

みなさま、ありがとうございました!!


これから夏のイベントが目白押しの木村崇人さん。
同じ世田谷区内にあり、これからも私たちに身近な視点で森とつなげてくれる、私の森.jpさん。
この夏、聞き書きに旅立つ高校生たちのサポートする共存の森ネットワークさん。

なかでも多大なご協力を賜りまして、
ほんとうにありがとうございました!!

この催しにかかわってくださった方々、
そしていらしていただいたご来場者の皆様に心より感謝を申し上げながら、
(あまり更新が頻繁でなかった)この「森ブログ」も、最後とさせていただきたいと思います。

ありがとうございました、どうかまた、お会いできますように。