人に贈り物をするとき。または、お家におじゃまするときの手土産や、お見舞いの品として。あなたはプレゼントを、何を基準に選びますか?「あそこはラッピングが素敵だから」。そんなことも、お店を選ぶ理由のひとつではないでしょうか。本展で展示するのは、そんなお店の「顔」とも言える、多種多様な包み紙の数々です。

世田谷に店を構える和菓子屋さん・洋菓子屋さんはもちろん、お肉屋さん、お花屋さん、鰻屋さん、ハチミツ屋さんに輸入食品屋さん、エトセトラ。店主こだわりの包み紙や、謎かけのような不思議なデザインまで、展覧会場中に貼りめぐらされた無数の包み紙はそれぞれ独自のストーリーを語りだし、まさに世田谷の商店街の曼荼羅絵図のよう。

暮らしの中で日々出会う、私たちに「もっとも身近なデザイン」ともいえる包み紙。まるで訪れた人を包み込むように壁面いっぱいに埋め尽くされた中から、ぜひお気に入りの1枚を見つけて下さい。そして、レコードの“ジャケ買い”ならぬ“ラップ買い”を、ぜひぜひしてみてください。

あわせて本展では、ブックカバー・小物入れからあっと驚く意外なものまで「とっておきたい包み紙の、とっておきの活用法」もご紹介します。素敵な包み紙を、いつまでもアナタのお手元に!

【展示内容】
●世田谷区内商店約50店舗分の包み紙
●包み紙アート「紙でつくる動物たち」飯島武/「包み紙でつくる靴」若山美樹/「包み紙のランドセルとカメラ」関沙織