第2回となる今回は、“いのちを守る”ための機能性と美が、高い次元で融合している工業製品を取り上げます。

私たちの生活は、たくさんの「いのちを守るデザイン」に囲まれています。 たとえば、街なかでよく見かける「非常口」のサイン。工場や工事現場の安全標識。そして、自動車などの乗り物、電化製品、建物、さらに街づくり、もちろん医療や災害時用の設備に至るまで 。そのどれもが、「いのちを守る」という考え方のもとにつくられています。

安全で豊かな社会をめざすためには、私たち自身が日常生活の中にある「いのちを守るデザイン」を常に意識し、選択していかなければなりません

今年1月に開催した第1回「いのちを守るデザイン」展では、薬の飲み方や非常口・避難場所などを表すピクトグラム(絵文字)や衣服造形家・眞田岳彦氏の防災衣服「プレファブコート」などの展示を行いました。

第2回では、日常生活の中にある工業製品の中でも、特に高度な安全性とデザイン性が要求される「自動車」と「キッズデザイン」を中心にとりあげます。具体的で身近な題材を選ぶことにより、より多くの方に「いのちを守るデザイン」を、自分自身の問題として考えていただきたいと思っています。


【展示内容】
エリア1「自動車」
安心、安全(=「いのちを守る」)のために、デザインがいかに貢献できるかを、実際の自動車のパーツや模型、写真などを展示して、具体的に示します。

エリア2「キッズデザイン」
おもちゃや乳児用品、文房具などにおける「子どものいのちを守る」デザインの工夫をご紹介します。

エリア3「いのちを守るデザイン」の広がり
「いのちを守るグッドデザイン」セレクション、第1回「いのちを守るデザイン」展でのアンケート結果発表、他