TOY工房どんぐりは、障がい児のためのオリジナル布おもちゃを作り続けている世田谷のボランティアグループです。

1983年に活動を始め、制作したおもちゃを施設などに届けるなかで、一般の教材や遊具には障がい児が安心して遊べるものがほとんどないと気付きます。現場の声から作品を作ることも多くなり、その種類は実に200を越えるとか。

TOY工房どんぐりのおもちゃは、布を主体に作られています。投げたり、噛んだり、叩いたり。子どもたちがどんな意外な遊び方をしても壊れにくく、安全です。そして認識しやすいシンプルな形と明るい色使い、飽きさせない工夫が随所に散りばめられたおもちゃは、あらゆる人が楽しめる、ユニバーサルデザインそのものといえるでしょう。

布ボールを投げて的当てをしたり、ファスナーなどが付いたパズルを楽しむうち、その子の持った力が自然と引き出され、日常生活で必要なことが身についていきます。

自分にも出来ることの喜びを味わえるおもちゃ、感動を体験できるおもちゃであることを大切に、これからも活動を続けていきたいと願うTOY工房どんぐり。その30年の軌跡を、おもちゃの生まれる背景やエピソードなどともに、20作品の展示でご紹介します。

 

■体験会「布おもちゃ100点大集合!」

TOY工房どんぐりの布おもちゃ100点が一堂に集まります。大人気の魚つりゲームをはじめ、布絵本やパズル、的当てなど、自由に遊んでいただけます。

11月9日(土)10:30-17:30 会場:生活工房4FワークショップルームB

参加費:無料 申込:不要。当日直接会場へお越しください。

 

共催:TOY工房どんぐり

後援:世田谷区/世田谷区教育委員会