会場は、眞田岳彦氏が制作した「プレファブコート゛ライス”せたがや」で構成された《集う空間》。会場に足を踏み入れると、まるで会場からあふれ出てきたような稲穂模様のシートに驚かせられます。会場を進むと、まさに稲穂の空間に迷い込んだような不思議な感覚にさせてくれる展覧会です。

初日は「衣食住から考える、集う幸福」と題したトークイベントが開催されました。正月行事や稲文化、日本人が大切にしてきた生活の文化について、眞田岳彦氏の進行のもと、ゲストの岡副真吾氏(料亭「金田中」)、杉山享司(日本民藝館 学芸部長)それぞれの視点でお話しいただきました。

お正月も近づくこの季節、「集うこと」の意味を改めて考える、参加者にとっても興味深い内容のイベントとなりました。

展覧会は、年内は28日まで。年始は6日から19日まで開催です。

是非、一度いらしてください。