「豊潤な心」のために……
『セタガヤーン プロジェクト』とは、世田谷という場を基点に、人々のより良い生き方や家族の幸せをアートとデザインで探るフィールドプロジェクトです。2008年は「庭を編む」と題し、「庭(ベランダ、屋上、公園などを含む)」という人間が作り出す想像の空間からデザインやアートを生み出し、“いのち”や“豊かな心”を見つめます。家族や友人など親しい方とご覧いただき、豊かな心を得るきっかけにしていただければと思っております。 眞田岳彦
眞田岳彦 Sanada Takehiko
1962年東京都生まれ。ISSEY MIYAKE INC. 勤務後、ロンドン滞在。イギリス人彫刻家Richard Deaconの助手を務め独立。02年に眞田造形研究所を設立。衣服造形家としてメゾンエルメスでの個展、森美術館の企画展はじめ国内外で多数の展覧会を行う。「心とデザイン」の関係などを考察する衣服「プレファブコート」の制作や、日本の各地域を訪れ苧麻、稲藁をはじめとした「日本繊維文化再考プロジェクト」などを開催し、ジャンルを超えた多彩なデザイン、芸術活動を行っている。
■企画一覧
1:眞田岳彦展 2007-2008の栽培から「 hou / jun 豊潤 」
2007年春、世田谷にあるビルの屋上に畑を開墾して綿の種を蒔き、秋に綿を収穫。
綿を紡ぎ、編んで染め、衣服作品を制作しました。
衣服で構成された空間は、観客に物語と想像を喚起し、豊かな心とは何かを問いかけます。
2:哲学者と豊潤な心を考える (哲学者 信原弘幸×衣服造形家 眞田岳彦の考察)
3:世田谷の緑被分布表や緑地区分表を展示 (世田谷区都市整備部都市計画課)
4:世田谷の農業の紹介や植物の苗などの販売(JA世田谷目黒、世田谷ファーム)
5:屋上、ベランダ庭園の制作方法やその実例 (東光園緑化株式会社、田島緑化株式会社)
6:日本の編みの紹介(日本繊維新聞社)
7:直ぐにできる染と編みの方法(Sanada Studio)
8:綿に関する情報を紹介(日本綿業振興会)
9:ワンルームやキッチンで作る箱庭、ポット菜園の提案 (企業組合ランギット)
10:庭をはむ(物語のある食材を使ったフードデザイン)(NEXT KITCHEN)
11:自家栽培の綿による小作品とデザイン商品販売(眞田塾)
12:本展覧会作品に?がる眞田岳彦の活動を紹介
- [展示]
- [イベント]
眞田岳彦 セタガヤーン プロジェクト'08
VOL.1 庭(Niwa)を編(Amu)

世田谷を基点に、人々のより良い生き方や家族の幸せをアートとデザインで探るフィールドプロジェクト。
「庭」という人間が作り出す想像の空間からデザインやアートを生み出し、“いのち”や“豊かな心”を見つめます。
生活工房
- 会期:
- 2008年02月01日(金)~2008年02月17日(日)
- 会場:
- ワークショップA(4F) / ワークショップB(4F) / 生活工房ギャラリー(3F)
関連イベント
オープニングイベント 「セタガヤーン ドラマリーディング」
世田谷文学館協力、NPO法人現代朗読協会による徳冨蘆花の作品朗読と、物語のある食材を使用したフードデザインをお楽しみいただきます。
【会期】2008年2月1日(金)
【定員】30名(参加費無料)
寄稿協力:野田尚稔(世田谷美術館学芸員)
データ協力:世田谷区都市整備部都市計画課/国際航業株式会社/世田谷区産業政策部都市農地課
ドラマリーディング協力:世田谷文学館
グラフィックデザイン:八十島博明
制作進行:Sanada Studio Inc.
『庭を編』体験ワークショップ
植栽して箱庭をつくり、糸を紡ぎ草木などで染め、作品をつくります。
【会期】2月9日(土) - 10日(日)※2日で完結
【進行】企業組合ランギット/Sanada Studio
【対象】家族(親子、夫婦、友人、カップルでも2人1組で参加下さい)
【定員】10組程度
【参加費】3,000円(材料費含む:2日分)
企画:眞田岳彦
後援:世田谷区/日本繊維新聞社