水曜教室 午前・午後講座 シリーズ〈名作を読む〉
11月1日(水)・8日(水)・29日(水)・12月6日(水) 各回午前 10:30~12:30 各回午後 13:30~15:30
※水曜教室は定員に達したため、応募を締め切りました。

講師:岩井正(NHK日本語センター)
朗読作品:亀井勝一郎著「大和古寺風物詩」

「仏像は語るべきものでなく、拝むものだ」…。この作品には死と隣り合わせの戦時下に転向という挫折を経て、自分を取り戻したいという作者の「祈り」が込められています。昭和17年秋に書かれ、中学3年の教科書にも載せられた「塔について」を読みます。
作者と一緒に晩秋の大和路を散歩しながら、「人間の祈りが結晶して」「そそり立つ」三重塔や五重塔を巡ってみましょう。


木曜教室 午後講座 シリーズ〈はじめての朗読〉
11月2日(木)・9日(木)・30日(木)・12月7日(木) 各回午後 13:30~15:30
講師:秋山隆(NHK日本語センター)
朗読作品:平岩弓枝著「花影の花―大石内蔵助の妻」

元禄16年2月、大石内蔵助、主税父子は赤穂忠臣義士として名を残して散りました。その影で内蔵助の妻として、ひっそりとしかし懸命に生きた、妻りくが花影の花です。
討ち入り後の統領の妻の役割、4人の遺児の成長、回想の中の夫良雄や長男主税との別れが描かれます。その細やかな筆致を味わい、声にしてゆきましょう。

 

金曜教室 午後講座 シリーズ〈はじめての朗読〉
11月10日(金)・17日(金)・12月1日(金)・8日(金) 各回午後 13:30~15:30
講師:金野正人(NHK日本語センター)
朗読作品:乃南アサ著「青年のお礼」(新潮文庫『行きつ戻りつ』所収)

こどもを亡くした女性と、家族4人を亡くした青年。新潟県佐渡の賽の河原を目指したふたりが、出会い、互いの境遇を知って、なおかつ悲しみを乗り越えて生きようとする物語です。短編の中に、さまざまな心模様が描かれます。
物語の後半をテキストに場面をどう描くか、会話をどう表現するかなど朗読の基本を学びましょう。


受講料:各講座とも料金4回分

    一般20,500円、アーツカード会員*18,500円
定員:各クラス申し込み先着15名
会場:生活工房セミナールームA
*アーツカード会員…世田谷在住の15歳以上の方は、「せたがやアーツカード」の入会(無料)で受講料が割引になります。
詳細はせたがや文化財団ホームページhttp://www.setagaya-bunka.jp/artscard/をご覧ください。

 

申し込み、問い合わせは、(一財)NHK放送研修センター
TEL. 03-3415-7121(受付時間 9:00~18:00)/FAX. 03-3415-2660
および、NHK放送研修センターのウェブサイトをご覧ください。

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