未来をつくるエネルギーを考える 

スイッチを入れると灯る明かり。コンロのガスで沸くお湯。ガソリンを燃焼させて走るクルマ。

私たちの生活のほとんどは、エネルギーを使うことによって動いています。

人間もまた、食べものというエネルギーを摂り入れることで生命活動を維持しているのです。

 なかでも毎朝のぼってくる太陽こそが、地球上の生きものに必要なエネルギーの源です。

植物は陽の光を浴びることで光合成を行い、動物は光合成によって生成される酸素や栄養を吸収して生きています。

人間は、太陽の働きによって起こる、風や水、火の力を自分たちの暮らしに取り入れて来ました。

近代になると、石炭や石油といった地球の歴史が蓄えてきたエネルギー資源を活用しながら繁栄を拡大し、

また消費も拡大させてきました。

 そして2年前に起こった東日本大震災は、

様々なエネルギーインフラによって成り立っている私たちの暮らしを再考する契機となりました。

原子力発電の安全性が問われ、再生可能エネルギーの実用化が現実のものとなっている今、

本展では、エネルギーを作る・使う、といった身近な視点から、

生活の全域におよぶエネルギーの多様な姿について理解を深めます。

 

「インフォメーショングラフィックス」とは 

数字や文字などの情報データを、分かりやすく整理、視覚化するグラフィックデザイン。

 

制作協力:片野奈保子、酒井隆、淵上周平

会場・広報デザイン:グルーヴィジョンズ http://www.groovisions.com/