本シリーズでは、日本の伝統文化と季節行事にスポットを当てて紹介しています。今回は「黒色」をテーマにした展示を行います。

日本人の暮らしのなかで「黒」という色はいくつかの意味を持ちます。冠婚葬祭の場面や、昨今では流行ファッションとしても身に着ける「黒」。

伝統的な織物染色や陶芸の世界では、泥や墨、炭などの素材を最大限に活かして独自に表現された「黒」もあります。

また、健康食として、黒の食材が注目を浴びるなど、時代の移行とともに受け継がれてきた日本人の美意識を考察していきます。

協力: 糸工房「森」/(株)空間構造/お茶の水「おりがみ会館」

 

【関連イベント】

セミナー “幻の黒”黒八丈にみる絹織物の泥染め手法

12月1日(日)14:00~16:00 会場:セミナールームAB

織物染色の世界には、泥で独特な黒を表現する伝統的な手法があります。職人の視点から、日本人の黒色に対しての価値観について考察します。

[講]森 博(糸工房「森」主宰)[定]先着60名 [¥]一般1,000円、学生800円[申]電話もしくはメールで生活工房へ

 

■講師プロフィール 

糸工房 森 博

1948年五日市(現あきる野市)生まれ。駒澤大学経済学部卒業後、高圧ガス製造
メーカに7年間勤務。
転勤辞令を期に退職し、家業の医療用具製造業を継ぐ。そのかたわら、江戸から明治
時代に全国に知られた秋川流域の特産品「黒八丈」の復活に力をそそいでいる。
あきる野市観光協会理事。あきる野市観光協会五日市支部副支部長。