おはなしいっぱい」とは、世田谷区内で、おはなし会や勉強会をしている「世田谷おはなしネットワーク」のみなさんと生活工房が主催する、手遊びやわらべうたのおはなし会、絵本作家さんのトークを楽しむイベントです。

20回目の開催となる今年は、「コロナ渦でもみなさんにおはなしを届けたい!」という思いから、初めてのオンライン開催となりました。

 

 

一日目はトークゲストに絵本作家の山口マオさん、幼児向けのおはなしにわらべうたの会“トトケッコー”のみなさんが出演しました。

 

山口マオさんからは、絵本の読み聞かせはもちろん、絵本の裏話や、絵本作家になるまでのエピソードなど、たくさんのお話を聞くことができました。

中でも印象に残ったのが、絵本が完成するまでの時間についてのエピソードです。文章を整えたり、絵を描く作家さんを探したりと、長いものだと3年ほどの時間がかかるそうです。一冊の絵本が完成するまでに、そんなにも長い時間がかけられているなんて驚きました。

 

 

 

続いてわらべうたの会“トトケッコー”のみなさんからは、馴染みのあるうたから初めて聞くうたまで、親子で楽しめる様々なわらべうたの遊び方を教えていただきました。

ぜひわらべうたに合わせて身体を動かし、触れ合いながらコミュニケーションを楽しむなど、親子でたくさん遊んでほしいと思いました。

 

 

 

 

二日目は、ナチュラリスト・絵本作家の高柳芳恵さんによる『せみセミナー』、わらべうた勉強会のみなさんによる『みんなでわらべうた遊び』を開催。

 

高柳芳恵さんからは、セミについての貴重なお話や、抜け殻を使った遊びを教えていただきました。下の写真はその様子です。

そんな中、生き物の観察で大切なことは、答えが合っているかではなく、自分自身で考えてみることだというお話がありました。そして、「なぜセミは枯れた木の枝で産卵すると思う?」というクイズが出されました。ぜひみなさん自身で考えてみてください。

 

 

 

続いてわらべうた勉強会のみなさんからは、赤ちゃんから低学年まで楽しめるわらべうたをたくさん紹介していただきました。

お手本のあとには、みんなで一緒に遊ぶ時間もあり、画面越しでも実際に声に出し、身体を動かしながら、楽しむことができました。ぜひそれぞれの年齢に合った遊び方で、楽しんでください。

 

 

 

最終日となる三日目は、絵本作家のこがようこさんが出演しました。

 

みんなで「おはなし会はじまりの歌」をうたって、おはなし会がスタート。こがようこさん手作りの色々な小道具を使いながら、楽しい読み聞かせをしていただきました。お話の途中では、「みんなも一緒にやってみよう!」と手遊びをしたり、合いの手を入れたりしながらみんなで盛り上がりました。

 

 

 

今回の「おはなしいっぱい」も盛りだくさんの内容であっという間の三日間でした。夏休みに家族や友達と楽しみながら、たくさんのおはなしに触れ、充実した時間を過ごしていただけたのではないかと思います。