◆開催情報

2015年2月27日(金)~3月16日(月)

11:00~19:00 最終日は17:00まで 会期中無休 入場無料

会場:世田谷文化生活情報センター 生活工房(三軒茶屋 キャロットタワー3・4・5F)

 

◆概要

「森羅万象に林のり子さんの目がきらきら光る。その変わらぬ眼差しに惹かれてしまう」
――ぱく きょんみ(詩人、パテ屋O.G.)
 四季華やかに変化する落葉広葉樹林帯「ブナ帯」は、東アジア・ヨーロッパ北西部・アメリカ北東部にあり、世界三大ブナ帯と呼ばれています。その中でも東日本は最大のブナ原生林を有し、そこには今も、日本の基層文化を成す狩猟採集の暮らしが息づいています。

 パテ屋/〈食〉研究工房を主宰する林のり子と仲間たちは、1980年代から東日本のブナ帯地方をフィールドワークし、世界の<ブナ帯>との共通点をさぐっています。林は「社会の急速な発展によって100年足らずですでにゆきづまっている文明社会は、エコ、環境、モッタイナイを旗印に、いま必死に打開の道を模索しています。その糸口の一つは“ブナ帯の自然”と“ブナ帯文化”の中にあるのではないか―」と語り、ブナ帯の人々が見つけた季節の兆しのきらめき、冬を迎えるための一年の仕事、豪雪に埋もれながらも、その暮らしを謳歌する姿に魅せられてきました。

 この展覧会では林たちの長年の作業をもとに、世界のブナ帯の暮らしを散りばめたワンダーランド空間を出現させます。そこに遊ぶのは、英国の妖精たち? ブナの樹の神?それともアメリカの白い風? はたまた、つむじ風? どうぞ楽しみながら、ブナ帯☆ワンダーランドをさまよい歩いてください。


「ブナ帯」とは?

ブナ帯とは、ブナをはじめクリやクヌギ、コナラなどブナ科植物の多い樹林帯のこと。秋から冬の紅葉と落葉、春から夏の新緑と軽やかな緑の林は、動植物や微生物など多様な自然生態系を維持するのに最適な環境である。

◆展示内容

100%ORANGEのマンガによる人類の旅とブナとの出会いのヒストリー

・ブナ帯の鮮やかな四季を体感するワンダーランド空間

   写真家・太田威が記録した日本のブナ帯の森

   世界のブナ帯の生活をとらえた映像

   アーティストplaplaxによる雪あそびの体験型インスタレーション等

・世界の積雪アニメーション

・パテ屋42年の仕事

 

*開催の様子を特集ページでレポートしています。  

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◆関連イベント -終了しました


≪事前申込が必要なイベント≫

(1)食のワークショップ「山あそび」 

「山あそび」とは春の山に行って皆で食事をする日本各地に伝わる習わしです。山人の話を聞きながら、山形県の山菜やキノコで日本と世界のブナ帯レシピを再現し、味わいます。

日 時:3月3日(火)11:00~14: 30

会 場:生活工房4階

ゲスト:成瀬正憲(日知舎)、中山晴奈(NPOフードデザイナーズネットワーク

定 員:抽選20名、往復ハガキかEメールにて受付

参加費:2000円

申込締切:2月20日(金)必着

 

(2)「林のり子と清水ミチコのおはなしの森」 

パテ屋卒業生でタレントの清水ミチコさんをお招きし、今年で42年目を迎えるお店の歴史と、そこに集う仲間たちのエピソードをお聞きします。

日 時:3月6日(金)19:00~20:30

会 場:生活工房4階

ゲスト:清水ミチコ(タレント)、林のり子(パテ屋)

対 象:20歳以上

定 員:抽選30名、往復ハガキかEメールにて受付

参加費:2000円(パテとドリンク付)

申込締切:2月20日(金)必着

 

(3)トークイベント「ルーマニア―中世の化石―」 

ブナ帯に位置する東欧ルーマニア。中世の風俗・習慣・生活様式が息づき、歌と踊りと伝統に生きる人々の暮らしを、ルーマニア民俗研究40年のみやこうせいさんに写真と音楽を通して紹介していただきます。

日 時:3月14日(土)15:00~17:00

会 場:生活工房5階セミナールーム

ゲスト:みやこうせい(著述・フォトアーティスト・絵本翻訳) 、林のり子(パテ屋) 

定 員:申込先着60名、電話かEメールにて受付

参加費: 500円(ルーマニアのお茶付)

 

(4)食のワークショップ「磯あそび」 

ブナの森と海は密接につながり、そして海は世界とつながっています。宮城県の旬の魚介類を使って、日本と世界のブナ帯の海のレシピを再現し、春の海をいただきます。

日 時:3月15日(日)11:00~14: 30

会 場:生活工房4階展示会場内

ゲスト:唐桑食の学校、中山晴奈(NPOフードデザイナーズネットワーク) 

定 員:抽選20名、往復ハガキかEメールにて受付

参加費:2000円

申込締切:3月4日(水)必着

 

≪申込不要のイベント≫
(5)ドキュメンタリー上映会『越後奥三面 山に生かされた日々』

ダムに沈んだ新潟県奥三面集落。その四季と、狩猟・採集・漁撈・焼畑など知恵を蓄えたブナ帯の暮らしを丸ごと記録した長編作品。(1984年/民族文化映像研究所/145分)

日 時:3月8日(日)14:00~16:30
会 場:生活工房5階セミナールーム

定 員:申込不要、当日先着60名

参加費:800円

 

(6)雪の森のおはなし会
雪で真っ白になった森には、物語がひそんでいます。アイルランド、スウェーデン、アメリカなどから日本の東北地方まで、各地の雪の森のおはなしを楽しみましょう。

日 時:3月7日(土)・14日(土)各日11:00~12:00
会 場:生活工房4階展示会場内

出演・協力:世田谷おはなしネットワーク
対 象:幼児~小学生
入場無料(申込不要)/入退場自由

 

【イベント申込方法】

(1)・(2)・(4) 往復ハガキかEメール

(3) 電話かEメール

(5)・(6) 当日会場にて受付(事前申込不要)

→→電話 

生活工房 03-5432-1543

→→Eメール
イベント名・名前・年齢・住所・電話番号を明記し、各締切日までにお送りください。 

info@setagaya-ldc.net(件名を「ブナ帯イベント参加希望」として下さい)

→→往復ハガキ
イベント名・名前・年齢・住所・電話番号を明記し、各締切日までにお送りください。
〒154-0004世田谷区太子堂4-1-1キャロットタワー5階 生活工房「ブナ帯イベント」係

※返信面宛先に、ご自分のご住所・お名前を記入してください。

 

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◆その他の会場でのイベント
 

■上映会「エンサイクロペディア・シネマトグラフィカ―雪国の暮らし」 >>>詳しくはこちらをご覧ください。  -終了しました-

20世紀を代表する映像アーカイブから雪国の暮らしを集めて上映します。上映作品:中央ヨーロッパ シュレースヴィッヒ ホルムの領民の冬季漁撈アイスワーデ(1965)他

日 時:2月5日(木)18:30開場 19:00開演
会 場:Space&Cafeポレポレ坐(東京・東中野)
ゲスト:本橋成一(映画監督)・林のり子(パテ屋)
料 金:予約1,500円/当日2,000円(ワンドリンク付)
予 約:03-3227-1405/event@polepoletimes.jp(ポレポレタイムス社まで)

主 催:(公財)下中記念財団、ポレポレタイムス社

 

■展覧会「ブナ帯☆ワンダーランド」 -終了しました-

会場:鶴岡アートフォーラム(山形県鶴岡市馬場町13−3

会期:2015年3月20日(金)~3月25日(水) 月曜休館 入場無料

 

■展示&ワークショップ「唐桑食の学校2014」 -終了しました

会場:宮城県気仙沼市唐桑町

3月中旬開催

 

■森、里、海の連環による豊かな海づくり「レリーフジオラマ」上映会 >>>詳しくはこちらをご覧ください。

日本の四季折々の美しさ、豊かさに触れながら、自然の循環と人の関わりについて学ぶことが出来るレリーフジオラマを上映。

上映日:不定期につき生活工房ホームページをご覧ください。
会 場:キャロットタワー 2階八角堂
入場無料申込不要/入退場自由

 

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主催:公益財団法人せたがや文化財団  生活工房  

協力:パテ屋・<食>研究工房、(公財)味の素食の文化センター、上平晃代、大西暢夫、中里洋介、馬喰町ART+EAT、ハセ川はく製、八幡平の葛根田ブナ原生林を守る会、日知舎、株式会社まちづくりカンパニー、(一社)民族文化映像研究所

助成:一般財団法人地球産業文化研究所

後援:世田谷区、世田谷区教育委員会、在日スイス大使館