プログラム

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  • [展示]

世田谷クロニクル1936-83

84巻の8ミリフィルム、12人のオーラル・ヒストリー。記録と記憶を手掛かりに、昭和の世田谷を描き直す展覧会です。

会期:
2020年03月14日(土)~2020年04月05日(日)
時間:
10:00~18:00(金曜のみ20:00まで) 月曜休み
会場:
生活工房 / ワークショップA(4F) / ワークショップB(4F) /
生活工房ギャラリー(3F)

さようなら平成、こんにちは昭和。

 

展覧会『世田谷クロニクル』は、昭和の世田谷を映した84巻の8ミリフィルム(記録)と12人のフィルム提供者の語り(記憶)を手がかりに、令和という時代を歩みはじめた私たちの“現在地”を照らし出す試みです。

 

映像史上はじめてひろく普及した動画メディア・8ミリフィルムには、昭和の暮らしが記されています。市井の人々による貴重な生活記録である一方、その多くが劣化・散逸の危機にあります。アーカイブプロジェクト「穴アーカイブ」は、こうしたフィルムの収集・公開・保存・活用を進めてきました。

 

本展では、これまでにデジタル化した約15時間分の全映像を上映。また、フィルム提供者12人のオーラル・ヒストリー(口述の生活史)を、提供された無音の映像にのせてご紹介します。さらに、来場者からも映像にまつわるエピソードを募るコーナーを常設・展示し、一人ひとりの記録と記憶から昭和を辿り直します。

 

現在から過去を経由して、ふたたび現在に還ってくる。すると、見慣れたいつもの場所がどこか違って見えてくる。そんな“もうひとつの現在”を、世田谷の8ミリフィルムに探してみませんか。

 


左から「あこがれの大島へ」昭和11年、「井の頭公園」昭和35年、「消え行く玉電」昭和44年、「多摩川大風のあと」昭和56年

 

 

 

穴アーカイブ:an-archive
記録を残すという営みを、記録が残らないこと、残せないこと、すなわち、記録の不在(穴)から捉え直す反(an)アーカイブ的アーカイブの試み。昭和30-50年代にかけて一般家庭用に市販されたはじめての映像メディア、8ミリフィルムに着目し、世田谷のまち・ひと・暮らしに光をあてる活動として2015年から始動。

 

ウェブサイト『世田谷クロニクル:Setagaya Chronicle 1936-83』
本展にて紹介している約15時間の映像(フィルム84巻)をご覧いただけます。
https://ana-chro.setagaya-ldc.net/


*会場では、フィルム保護の観点からデジタル化した映像を上映します。

関連イベント

[ワークショップ]声を集める

あなた自身のこれまでを振り返る年表づくりや、視覚障害者と映像を囲む鑑賞会などを行います。また、会場では、本展で上映する84の映像にまつわるエピソードを来場者から常時集めて展示します。

 

会 場|ワークショップルームAB
参加費|無料
定 員|各回15名(当日先着)
*「見えるものと見えないものを語る会」のみ、定員7名(事前申込)。

 

 

84の映像に関する〈声〉を集める

映像にまつわるエピソードを参加者から募集・紹介するとともに、本展企画制作者(remo)とともに会場をめぐるツアーを行います。

 

日 時|3月14日[土]14:00~16:00
    3月21日[土]14:00~16:00
    4月5日[日]14:00~16:00

 

 

あなたの年表をつくる

1936(昭和11年)年から83(昭和58)年までの映像を上映する本展。映像と会場に設置された年表を手掛かりに、参加者それぞれのヒストリーを辿ります。

 

日 時|3月15日[日]11:00~13:00
共同企画|ネオ夜の会

 

 

映像目録を束ねる

冊数限定で発行している映像目録『世田谷クロニクル』は、ポストカードを手作業で束ねて製本しています。当日は84葉のカードを手に取りながら、目録を完成させます。作業をお手伝いいただけた方には、一人につき1冊を贈呈いたします。

 

日 時|3月20日[金・祝]14:00~16:00

 

 

見えるものと見えないものを語る会

目の見える人、見えない人、異なる属性の人が集まって、昭和の世田谷を映した8ミリフィルムを鑑賞します。「名付けられていない映像」の、見えるものと見えないもの、言葉にできることとできないことを語ります。様々な視点やみんなが持ち寄った言葉からなにがみえてくるでしょうか。

 

日 時|3月20日[金・祝]10:00~12:30
    4月5日[日]10:00~12:30
企 画|視覚障害者とつくる美術鑑賞ワークショップ
定 員|各回7名(応募多数の場合は抽選)
締 切|3月14日(土)
申 込|下記の項目を記入の上、「視覚障害者とつくる美術鑑賞ワークショップ」まで、メール(kansho.ws@gmail.com)にてご連絡ください。

 記入項目
 件名=見えるものと見えないものを語る会 申込
 1. 参加希望日時
 2. 氏名
 3. 電話番号
 4. 障害の有無と種別
 5. 参加動機
 6. 最寄り駅までの送迎が必要かどうか
*詳細・お問い合わせは「視覚障害者とつくる美術鑑賞ワークショップ」ホームページまで。
https://facebook.com/kanshows


[トーク]思い出を食べる

あなたの思い出の食べ物は何ですか。新聞に投稿された戦時中の女性の声を編み直した『戦争とおはぎとグリンピース』(2016)。3.11直後の食べ物の記録を市民から集める活動「3月12日 はじまりのごはん」。それぞれの試みから、食と記憶について考えます。 

 

日 時|3月22日[日]13:00~15:30

登壇者|末崎光裕、佐藤正実、松本篤(本展企画者/remo)

会 場|セミナールームAB

参加費|1,000円(おはぎとお茶付)

定 員|50名(申込先着)

申 込|1月25日[土]10:00より、下記の申込フォームまたは電話(03-5432-1543)にて

 

末崎光裕(西日本新聞社出版グループ)

1971年福岡県生まれ。雑誌社を経て独立。99年から編集プロダクションを営み、雑誌、書籍の編集・デザインを中心に活動。2011年から現職。『ペコロスの母に会いに行く』(第42回日本漫画家協会賞優秀賞)、『戦争とおはぎとグリンピース』、『雲のうえ 一号から五号』、『大分県のしいたけ料理の本』、『本屋がなくなったら、困るじゃないか』などを手がける。フリーマガジン『SとN』では編集・執筆を担当。

 

佐藤正実(3.11オモイデアーカイブ 代表) 

3.11オモイデアーカイブとは、「人々の想い出」を媒介として、まちの文化や営みを知る・伝える企画を運営する市民団体。津波被災した仙台市沿岸を巡り交流を図る「3.11オモイデツアー」、震災前と今を定点撮影する「3.11定点撮影プロジェクト」などに取り組んでいる。2014年から食べ物を通して震災体験を語り合う「3月12日はじまりのごはん」をせんだいメディアテークと共催。「Library of the Year 2018」優秀賞。

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[研究会]第26回ネオ夜の会 in 世田谷クロニクル
「世田谷クロニクルって何だ?―地域から収集された映像群を分析する」

ウェブサイト『世田谷クロニクル』は、学術的にも重要な映像の宝庫です。本研究会では、戦後の文化研究を行う「ネオ夜の会」が、これらの映像群を資料群として活用しながら、戦時中から敗戦後の歴史を考察します。

 

日 時|3月15日[日]15:30~17:30

登壇者|角尾宣信(東京大学大学院総合文化研究科博士課程在籍)ほか(予定)

会 場|ワークショップルームAB

参加費|無料

定 員|15名(当日先着)

企 画|ネオ夜の会

 

角尾宣信(東京大学大学院総合文化研究科博士課程在籍)
東京大学大学院総合文化研究科、博士課程在籍。専門は、敗戦後日本の喜劇・風刺映画研究。今夏、映画監督・渋谷実(1907―1980)の論文集を出版予定。「ネオ夜の会」運営メンバー。研究の傍ら、介護施設で高齢者の方と昔の映像を鑑賞するプロジェクト「シルバーシネマパラダイス!」主催、高齢者の方との映像制作プロジェクト「えいちゃんくらぶ(映像メモリーちゃんぽんクラブ)」講師。

 

ネオ夜の会
戦後と現代研究プロジェクトたまたま出会った研究者と学芸員たち3名が意気投合し、2017年11月より始まった、「戦後」文化研究から現代を転写する試み。ほぼ毎月開催の研究会では、美術や映画、社会運動や歴史的事件など、「戦後」というゆるい観点から多様な研究を紹介し、今日の社会を大きく方向付けた時代として「戦後」を検証している。


[鑑賞会]8ミリフィルムを観る〈番外編〉

世田谷が映っていない8ミリフィルムを、世田谷で観る。本展企画制作者(remo)がこれまでに携わってきた全国の地域映像アーカイブの中から、その一部を公開します。世田谷不在のホームムービーに、あなたは何をみるのでしょうか。

 

会 場|ワークショップルームAB
参加費|無料
定 員|各回15名(当日先着)

 

茨城編 *協力:水戸芸術館現代美術センター、根本英樹

日 時|4月3日[金]18:30~19:30

 

鳥取編 *協力:HOSPITALE PROJECT

日 時|4月4日[土]11:00~12:00

 

青森編 *協力:青森公立大学 国際芸術センター青森

日 時|4月4日[土]15:00~16:00

 

*当日は、フィルム保護の観点からデジタル化した映像を上映します。

*上映プログラムの詳細は、2月下旬頃に生活工房ホームページでお知らせします。なお、プログラムは都合により予告なく変更することがあります。


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主催:公益財団法人せたがや文化財団 生活工房
企画制作:remo[NPO法人記録と表現とメディアのための組織]
後援:世田谷区、世田谷区教育委員会

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イラスト:ナガノチサト

広報物デザイン&会場グラフィック:カラマリ・インク

会場設計:RUI Architects

施工:吉田尚弘

調査:松本篤、八木寛之、成田海波、プルサコワありな、水野雄太

映像編集:井田遥

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