Notice: Undefined index: HTTP_ACCEPT_LANGUAGE in /home/setagaya-ldc/setagaya-ldc.net/public_html/_application/extension/Action/Public.php on line 196
7つの海と手しごと〈第7の海〉 北太平洋と北西海岸先住民のトーテム | 世田谷文化生活情報センター 生活工房

プログラム

終了
  • [展示]

7つの海と手しごと〈第7の海〉
北太平洋と北西海岸先住民のトーテム

北アメリカ北西海岸沿岸の先住民たちは、集団の祖先と特別な関わりがあるとされている動物などの〈トーテム〉を、氏族や家の紋章として使用してきました。
本展では、そんなトーテムにまつわる物語とともに、北海道立北方民族博物館所蔵の生活道具や手工芸品を紹介します。

会期:
2016年11月19日(土)~2016年12月18日(日)
時間:
11:00~19:00 入場無料・月曜休み
会場:
ワークショップB(4F) / 生活工房ギャラリー(3F)

2011年より、世界の海沿いに暮らす人々の生活を紹介してきたシリーズ企画「7つの海と手しごと」。
最終回となる本展では、北米大陸北西部の海岸沿いに住む、
北西海岸先住民(北西海岸インディアン)の手しごとを取り上げます。

北西海岸地域の各集団では、氏族や家などの名称や紋章として〈トーテム〉が使われてきました。
トーテムとは例えばワタリガラス、シャチ、クマ、カエルなど、
集団の祖先と特別な関わりがあると信じられている特定の動植物や自然現象のことをいい、
日本ではトーテム・ポールがよく知られる存在です。
集団や個人のアイデンティティを示すものとして、家や柱のように大きなものだけではなく、
生活道具や衣服などさまざまなものに刻まれています。

北西海岸の伝説では、すべての動物は人間と同様の存在である〈動物の人〉であるとされ、
人間の姿になることもでき、また人間も自身のトーテムとする動物の姿になることができると考えられていました。

春から秋にかけて北西海岸の豊かな恵みを十分に蓄えた人々にとって、冬は儀式の季節でした。

長い冬の午後にはしばしば焚き火を囲みながら、世界がまだ新しかった頃の、人間と動物が同じことばを話していた遠い昔の物語を語り合ったといいます。


本展では、北西海岸に伝わるさまざまなトーテムの物語とともに、
北海道立北方民族博物館所蔵の生活道具や版画など56点のほか、
1920年代の現地の様子をとらえた映像も展示します。
関連の講演会やワークショップもあわせ、北西海岸先住民の生活と思想に迫ります。


シロイワヤギ毛製外套(チルカットローブ)



太陽文様フェルト製外套(ボタンローブ)



取っ手付スプルース・シダー根製バスケット



*会期中、4F展覧会受付前のショップにて北西海岸先住民関連商品の販売を行います。

イベント開催日には、現地アーティストの作品も販売も予定しています。
(協力:ファーストネーションズ・ジャパン株式会社


*ワークショップ「チルカット織のペンダント」講師を務める是恒さくらさんの作品(リトルプレス「ありふれたくじら」vol.1,2の原画刺繍作品)も会期中の展示が決定しました! 「ありふれたくじら」vol.2も、受付にて扱わせていただきます。


―〈7つの海と手しごと〉vol.1~6  *いずれも会場は生活工房ギャラリー

第1の海「カリブ海とクナ族のモラ」2011年5月13日―6月11日
第2の海「北極海とイヌイットの壁かけ」2011年11月12日―12月18日
第3の海「地中海とトルコのイーネオヤ」2012年6月24日―7月22日
第4の海「ギニア湾とヨルバ族のアディレ」2014年1月25日―2月23日
第5の海「オホーツク海とウイルタのイルガ」2014年10月4日―11月3日
第6の海「インド洋とスンバ島のヒンギ/ラウ」2015年8月28日―10月4日

シリーズをまとめた特集ページ「クラシー&カワルンと巡る、7つの海と手しごとに触れる旅」もぜひご覧ください。 


関連イベント

講演会「北米北太平洋岸の生活文化を探る―トーテム・ポールの起源と現在」

木の加工に特徴を持つ、北米北部太平洋沿いの文化。
その中からトーテム・ポールを取り上げ、今までよく知られていなかった起源を探るとともに、
終末に向かいつつある現在の課題についてお話しいただきます。

 

日時:11月26日(土)14:00~15:30
会場:生活工房4FワークショップルームA
講師:岡田淳子(北海道立北方民族博物館館長/文化人類学者) 
参加費:500円
定員:50名(申込先着順) 
申込方法:電話(03-5432-1543)または下の申込フォームより

このプログラムに申し込む


ワークショップ「チルカット織のペンダント」

北西海岸先住民の複数の集団によってつくられてきたチルカット織の手法で、
独特の丸い模様が美しいペンダントを作りましょう。
オリジナルの織り機もお持ち帰りいただけます。

日時:12月10日(土)10:30~16:30(途中休憩あり) 
会場:生活工房4FワークショップルームA
講師:是恒さくら(アーティスト) 
参加費:2,500円(材料費込)
定員:20名(抽選)
対象:高校生以上
申込方法:11月26日(必着)までに下の申込フォームまたは
     往復はがき(1.イベント名「チルカット織」、2.氏名、3.電話番号、4.年齢を明記)にて
     生活工房(〒154-0004世田谷区太子堂4-1-1生活工房「チルカット織」係)まで

*3倍を超えるお申込みをいただいたため締切日に抽選し、お申込みになった方々に結果をお知らせいたしました(11月27日)。ご応募ありがとうございました。


*講師を務める是恒さくらさんの作品(リトルプレス「ありふれたくじら」vol.1,2の原画刺繍作品)も会期中の展示が決定しました! 「ありふれたくじら」vol.2も、受付にて扱わせていただきます。


記録映像上映会「ハイダ族の儀式」

日時:12月3日(土)・17日(土)いずれも11:00~11:50/14:00~14:50/16:00~16:50 *1日3回上映
会場:生活工房4FワークショップルームA
上映作品:「ハイダ族のトーテムポール」「ハイダ族のトーテムポール建立式」「ハイダ族のポトラッチとダンス」
     (いずれも国立民族学博物館製作/1978年/各13~14分)

参加費:無料
定員:各回50名(当日先着)
申込不要、直接会場へ


*

主催:公益財団法人せたがや文化財団 生活工房
特別協力:北海道立北方民族博物館
資料協力:公益財団法人横浜市緑の協会 金沢動物園東京シネマ新社

後援:カナダ大使館アメリカ大使館/世田谷区/世田谷区教育委員会

design:direction Q

関連するプログラム