Program プログラム

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7つの海と手しごと〈第6の海〉
インド洋とスンバ島のヒンギ/ラウ

終了

インド洋に浮かぶインドネシア共和国のスンバ島。
この島独特のイカット(絣織物)、男性用の衣服「ヒンギ」と女性用の「ラウ」を中心に、
スンバ島の手しごとと生活文化を紹介します。

会期: 2015年08月28日(金)~2015年10月04日(日)
時間: 9:00〜20:00
会場: 生活工房ギャラリー(3F)

世界の海の暮らしをクラフトを通して紹介していく連続企画、“7つの海と手しごと”。
〈第6の海〉として、インド洋に浮かぶスンバ島に伝わるイカット(絣織物)、ヒンギとラウを取り上げます。
 

17,000あまりの大小の島々からなるインドネシア共和国。
その南部に位置するヌサ・トゥンガラ諸島に、日本の四国ほどの大きさのスンバ島はあります。
この島独特のイカットは、女性たちが昔ながらの腰機(こしばた)で織っています。
男性用の衣服「ヒンギ」は腰に巻き、肩に掛けます。女性用「ラウ」は筒状に仕立ててまといます。
描かれるモチーフには祖霊崇拝に基づいた世界観が表されており、さまざまな祈りも託します。
島の特産であるスンバ馬は男性の富の象徴、エビは子孫繁栄、
カニや魚は村人の一体感、両手を挙げた赤子は強い戦士の誕生など。
安住の地を求めて島伝いに海を渡ってきた祖先の伝説を表す船も描かれます。
文字のなかった時代に、一族の存続と繁栄を願う心を布に織り込め、後世に伝えてきたのです。
死者の埋葬の際には来世で着るためにと、男性にはヒンギ、女性にはラウを何枚も遺体にかけます。
ラジャ(首長)の場合は200枚を超え、弔問を迎え入れる準備が整うまで数年間も埋葬ができないといいます。
スンバ島の人びとにとって、ヒンギとラウは実用を超えた、民族の誇りそのものであるのです。
本展では、40年以上にわたってスンバ島をはじめとした
インドネシアの染織研究を続けてこられた渡辺万知子氏の貴重なコレクションから、
ヒンギとラウほか民芸品・映像など約30点を展示。
関連の講演やワークショップもあわせ、スンバ島の手しごとと生活文化を紹介します。

 

スンバ島・プライリュウの王族

 

ワニと人が一体化した模様の経紋織パフドゥの儀礼布

 

木綿地に貝とビーズで刺繍した王妃の腰衣ラウ・ウトゥ・コウ

 

シリーズをまとめた特集ページ「クラシー&カワルンと巡る、7つの海と手しごとに触れる旅」もぜひご覧ください。
 

*下記イベントの日のいずれも11:00〜17:00に、イベント会場受付にて渡辺万知子さんセレクションのインドネシアの布をはじめ衣服や小物の販売を行います。

講演会「スンバ島のイカットと人々のくらし」

8月29日(土)14:00〜16:00 生活工房4FワークショップルームB *終了しました
1972年に初めてスンバ島を訪れて以来、魅了され、足しげく通いながら研究を続けてこられた渡辺万知子氏。
スンバ島の風景、人々の生活、染織方法、生活のなかでの織物の役割などを、スライドで見ながら解説いただきます。

講師:渡辺万知子(染織作家)
定員:申込先着50名 参加費:500円
申込:下段の申込フォーム、または電話(03-5432-1543)で生活工房まで

記録映像上映 「スンバ島の家を建てる」

9月6日(日)1日2回上映(13:00〜14:15/15:00〜16:15) 生活工房5FセミナールームAB※終了しました
スンバの人たちは何のために、10メートルにもおよぶ巨大なとんがり屋根の家を建てるのでしょう。
その意味と建築方法をひもとく記録映像を上映します。
上映作品:「スンバ島の家を建てるーーそしてスンバの人たちにとって家とは何か」(2008年撮影/74分/国立民族学博物館製作)

定員:各回先着50名
参加費:無料
申込不要・当日直接会場へ
 

体験教室「腰機でベルトを織る」

9月12日(土)14:00〜16:30 生活工房4FワークショップルームA
スンバ島では今も腰機で布が織られています。
身近な材料で作った簡易的な腰機で、ベルトを織ってみましょう。

講師:渡辺万知子(染織作家)
定員:抽選15名(申込締切:8月29日必着)※申込は締め切りました
参加費:1,000円(材料費込み)

申込:下段の申込フォーム、または往復はがき(1.氏名 2.電話番号 3.イベント名を明記)で生活工房まで
   宛先:〒154-0004世田谷区太子堂4-1-1 生活工房「スンバ島」係

*

主催:公益財団法人せたがや文化財団 生活工房
特別協力:渡辺万知子
協力:日本―インドネシア服飾文化協会
後援:世田谷区/世田谷区教育委員会

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