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映像のフィールドワーク・ラボ vol.3 みみをすます

終了

20世紀の映像百科事典「エンサイクロペディア・シネマトグラフィカ」の映像群に、生命の根源的な営みを学ぶシリーズ第3弾。音のない映像に耳を澄まし、映像の中の営みを全身で想像/創造する実験を行います。

vol.1「ひもをうむ」
vol.2「こな、ねる、たべる」

会期: 2018年03月24日(土)   2018年03月31日(土)  
会場: ワークショップA(4F) / ワークショップB(4F)

観る、やってみる。

1952年、世界中の生命の営みを記録した「映像の百科事典」を作ることを目的に、ドイツである壮大なプロジェクトが始まりました。その名は、「エンサイクロペディア・シネマトグラフィカ」(以下「ECフィルム」)。以降40年余りの歳月をかけて、あまたの研究者やカメラマンが世界各地に赴き、そこに生きる人々の暮らしや儀礼、動植物の生命活動を映像に収めました。


映像のなかには、もうすでに失われてしまった無数の営みが記録されています。身のまわりにある自然の素材から生活に必要なものすべてを作り出すことは、つい最近まで世界中で当たり前に行われていました。博物学者・荒俣宏氏をして「人類が電気なしでも大丈夫だった頃の最後の勇姿がここにある」と言わしめた映像群に、私たちは何を感じ、学ぶことができるのでしょう。

「映像のフィールドワーク・ラボ」と題した本企画は、映像に記録された世界をフィールドワークし、ラボ(実験)するワークショップ・シリーズ(全3回)です。ECフィルムの映像のなかに息づいている人々の生活や動物たちの動作をなぞり、たどることで、生命の根源的な営みを皆でともに探ります。

第3回のテーマは、「みみをすます」。といっても、今回上映する映像にはほとんど音がついていません。それでもあえて、そこにない音にじっと耳を澄ましてみましょう。子どもたちの笑い声や、鋸をひく音、祭りの喧騒、顕微鏡の中の微かなリズムまでが聴こえてくるかもしれません。2日間のワークショップでは、映像の中の人々や生きものの動きを真似てみたり、効果音をつけたり、舞台装置をつくったりして、映像の中の営みを全身で想像/創造する実験をします。1日目の上映会のみのご参加も大歓迎です。

企画進行:ECフィルム活用チーム 下中菜穂(造形作家・もんきり研究家)、丹羽朋子(文化人類学者)

画像:左より「ムラサキホコリカビの一種Stemonitis flavogenita変形体相」「毛織の頭巾付き外套“ブルヌス”の洗濯」「エーブネトの復活祭前週の鳴子ならし」「ワニのパントマイム」


[スケジュール]
1日目:3月24日(土)「みみをすます」

●11:00~12:00 ECフィルムの上映
*椅子はありません。マットや座布団、段ボール箱に座って大画面で鑑賞します。
コシ・オビが語るお伽話“ジャバント”」(ジョンコール族/中央スーダン 南ワダイ/1965年/8分30秒)
ムラサキホコリカビの一種 Stemonitis flavogenita 変形体相」(1972年/14分)
アボメーの宮廷の王妃たちの踊り」(エウェ族/西アフリカ ダホメ/1958年/5分30秒)
ハリモグラ Tachyglossus aculeatus 走行」(1953年/1分45秒)
イザリウオの一種 Antennarius pardalis 有対びれを用いての走行」(1960年/5分30秒)
ワニのパントマイム」(バラ族/南アフリカ 西マダガスカル/1963年/2分30秒)
毛織の頭巾付き外套“ブルヌス”の洗濯」(アイト・ハディドゥ族/北アフリカ アトラス高地/1970年/9分)
テマリクラゲ Pleurobrachia pileus 行動様式」(1969-70年/5分30秒)
エーブネトの復活祭前週の鳴子ならし」(中央ヨーロッパ バーデン/1965年/6分)

●12:00~13:00 昼休憩

●13:00~16:30 ラボ

午前中に観た映像がインスタレーション空間にさまざまに展開されます。寝そべったり歩き回ったりして自由に鑑賞したあと、映像の中の世界で起こっていることを「やってみる」ことで体感します。手拍子で同じリズムを刻んだり、同じゲームをしてみたり。午前中に観なかった映像もいくつか上映します。さらに次週取り組んでみたいことを話し合います。

 

2日目:3月31日(土)「なかにはいる」

●11:00~16:30 ラボ
2日目の内容は、ワークショップ参加者のアイディア次第。映像を最大限に味わうための空間構成や演出を考え、映像の中に自身が入り込んでしまうような、誰も見たことのない上映会をみんなでつくりあげます。
*この日はワークショップ参加者だけの上映会となります。


[ワークショップの参加方法]
対象:小学生以上で上記2日間とも参加可能な方 
定員:20名(抽選) 
参加費:2,000円(2日分、昼食はご持参ください) 
お申込み:下の申込フォーム、または、1.住所、2.氏名、3.年齢、4.電話番号を明記の上、メール(info@setagaya-ldc.net)、往復はがき(〒154-0004世田谷区太子堂4-1-1-5F 生活工房「映像のフィールドワーク・ラボ」係)にてお申し込みください。

[上映会のみのご参加]
日時:3月24日(土)11:00~12:00(開場:10:45)
定員:50名(申込不要、当日先着順)
参加費:500円
当日直接会場へお越しください。

エンサイクロペディア・シネマトグラフィカとは?
1952年にドイツ・国立科学映画研究所で始まった、世界中の知の記録の集積をめざした映像による百科事典。制作されたECフィルムは各国機関に渡り、日本でも1970年より下中記念財団によって、アジアで唯一のフルセットの映像が管理・運用されている。現在、新しい活用法を模索中。詳しくは→ecfilm.net

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*

主催:公益財団法人せたがや文化財団 生活工房

協力:公益財団法人下中記念財団、宮下美穂、NPO法人アートフル・アクションNPO法人FENICS

宣伝美術:吉田勝信(吉勝制作所

後援:世田谷区、世田谷区教育委員会

 

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