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エンサイクロペディア・シネマトグラフィカ上映会 「住処(すみか)をつくる」 | 世田谷文化生活情報センター 生活工房

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エンサイクロペディア・シネマトグラフィカ上映会
「住処(すみか)をつくる」

20世紀の映像百科事典「エンサイクロペディア・シネマトグラフィカ」の映像群に、生命の普遍的な営みを探る上映会。世界各地の人や動物たちが家をつくる映像を、ゲストとともに観ていきます。

(写真左)「ドーム型家屋の建築」(西アフリカ オートボルタ/リマイベ族)C(公財)下中記念財団

会期:
2018年11月11日(日)~2018年11月11日(日)
時間:
14時~16時30分
会場:
ワークショップA(4F)

  1952年、世界中の生命の営みを記録した「映像の百科事典」を作ることを目的に、ドイツである壮大なプロジェクトが始まりました。その名は、「エンサイクロペディア・シネマトグラフィカ」(以下「ECフィルム」)。以降40年余りの歳月をかけて、あまたの研究者やカメラマンが世界各地に赴き、そこに生きる人々の暮らしや儀礼、動植物の生命活動を3000タイトルもの映像に収めました。

映像のなかには、もうすでに失われてしまった無数の営みが記録されています。身のまわりにある自然の素材から生活に必要なものすべてを作り出すことは、つい最近まで世界中で行われていた、当たり前のことでした。

 

「家をつくる」ことも例外ではありません。家族や村の人たちと力を合わせ、自分たちの家は自分たちでつくるもの。しかし現代の日本では、建築にまつわる様々な制約のなか、それはとても遠い、考えにくいことになってしまいました。

そんな日本でも、10数年をかけ、果敢に一人でコンクリート製のビルを建て続けている人がいます。建築家の、岡啓輔さんです。東京・三田で現在も建設中のビル「蟻鱒鳶ル」は、「家を建てる」とはどういうことか、まるでその本質を問うアイコンのように、天に向かって伸び続けています。

 

本上映会では、ECフィルムの映像群から世界各地の人々や動物が自分の住処をつくる映像を選び、岡啓輔さんとともに、観ていきます。自分の住処を自分の手でつくり上げる喜びを、果たして私たちは取り戻すことができるのでしょうか?

 

 *本上映会は、「EC連続上映会」の特別編(vol.14)として、また生活工房で2019年3月に予定されている「映像のフィールドワーク展 20世紀の映像百科事典を旅する」(仮題)のプレイベントとして開催します。

■企画:EC活用委員会 / 下中菜穂(エクスプランテ)、丹羽朋子 (FENICS)、ポレポレタイムス社

 

   

(左より)「アシでトンネル型の小屋を葺く」(イラク)、「家の模型づくり」(ニューギニア)、「家の建築」(タイ)、「ビーバー小屋の建築」(アメリカ) C(公財)下中記念財団


【上映予定作品】*上映順未定、ほとんどが無声。

「家の模型づくり」(オセアニア 西ニューギニア 中央高地/アイポ族)1975年撮影/12分

「家の建築」(タイ チェン・ライ県/アカ族)1965年撮影/14分

「切妻屋根の長方形の小屋の建築」(北東ニューギニア レロン川上流域/ヴァントート族)1956-57年撮影/6分

「アシでトンネル型の小屋を葺く」(イラク/マッダン・アラビア人)1955年撮影/9分30秒

「テントづくりと組み立て」(モロッコ アトラス山脈中部/ベニ・ムギルト族)1964年撮影/10分

「ドーム型家屋の建築」(西アフリカ オートボルタ/リマイベ族)1962年撮影/9分

「小屋づくり」(赤道アフリカ サンガ地方/ビンガ・ピグミー族)1976年撮影/20分30秒

「フィルズ・クーヒ族の天幕小屋”ユルト”の設営」(アフガニスタン)1977年撮影/12分

「アメリカビーバー ビーバー小屋の建築」1978年撮影/8分30秒

「アオアズマヤドリ あづまやづくりと塗装」1963・64年撮影/2分30秒

「鉄筋コンクリートによる造船」(中央ヨーロッパ オーストリア)1920年撮影/5分

 

 

日時:2018年11月11日(日) 14:00-16:30

会場:生活工房 ワークショップルームA

定員:50名(申込先着順) 参加費:1,000円

ゲスト:岡啓輔(蟻鱒鳶ル/一級建築士)

1965年、福岡県生まれ。住宅メーカー勤務後、東京で大工、鳶、鉄筋屋、型枠大工など現場経験を積む。2003年、「蟻鱒鳶ル」案が「SDレビュー」入選。2005年から東京・三田にRC造のビルをつくりはじめる。現在も建設中。2018年4月に『バベる!自力でビルを建てる男』(筑摩書房)刊行。

 

申込:下記申込フォームまたは電話(03-5432-1543)にて、9月25日午前10時より受付開始します。

主催:公益財団法人下中記念財団、公益財団法人せたがや文化財団

協力:岡田一男(東京シネマ新社)、NPO法人 FENICS

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